細かな気づきは多々あれど まずは美しい映画に乾杯🥂www
奇しくもこの映画も 先日観た「ダンケルク」同様 私には珍しく戦争映画
しかもこの映画では ドイツ側から描いた戦後
婚約者を戦争で亡くしたアンナが 突然自分の前に現れた “婚約者の友人”の存在に 揺れ動きながら 希望を持って次に進もうとするものの 思いがけない現実(真実) と出くわすことに…
モノクロームとカラーが交差しながら アンナの美しいクローズアップ 婚約者の友人役のピエール・ニネの 含みを持った翳のある表情 夜に響く硬く凛とした靴音 風の音や光のグラデーション
五感に静かに響く映像表現と 登場人物たちがつく
いくつかの嘘
その中でも“婚約者の友人”アドリアンが 咄嗟についた嘘は アンナの人生を大きく動かしていくが それは果たして良かったのか そうでなかったのか
ラストにマネの絵を見つめながら話す アンナの台詞と眼差しの強さに 希望を見出したいけれど すんなりと腑に落ちない気持ちにもなり 余韻を残す終わり方…
by KUMIPHOTO_2014
| 2017-11-29 13:04
| CINEMA
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